2012年7月16日月曜日

初めてのプロジェクト

つぐみ 「一番近い予定は、秋季大会の壮行会だね。これは金曜日っと。で、その次は体育祭。これは来週ね。体育祭は体育委員がメインだから、最初と終わりの会の宣言だけか~。」
(何、ボソボソいっているんだ?つぐみは)
パパ  「何かあった?」
つぐみ 「ううん、別に。生徒会長になったら毎週のようにイベントがあって、なっかやることがあるなぁーって。」
パパ  「まだ困ったことはないようだな。相談もないし。」
つぐみ 「まだね。はじまったばかりだし。」
パパ  「そういえば、パパも新しい取組がはじまったよ。」
つぐみ 「何?参考になるかな?」
パパ  「どうかなぁ。なると言えばなるかもなぁ。」
(普通のプロマネの手法を教えても難しいだろうなぁ。隣の部署のアレなら良いかもしれないからちょっと興味を持つか振ってみようか)
パパ  「生徒会は何人だっけ?」
つぐみ 「2年生4人と1年生3人だよ。全部で7人!あと三ティを入れたら8人だね。
(7人か、ちょうどいいな)
パパ  「アジャイルっていう仕事のやり方があってね。丁度7人ぐらいが良いらしいんだ。何か参考になりそうじゃないか。」
つぐみ 「あじゃいる?なんか難しそうぉ。」
パパ  「そんなことないし、全部を最初から知る必要はないよ。まぁ、つぐみには早いかもしれないけれどねぇー
つぐみ 「(カチン!!!何だってー)何!わたしじゃ理解できないって言うの?パパができるならツグミにできないことないって!ちょっと教えてよ。」
(わはは。ツレマシタワー、だな。まだまだ子供だなー。)
パパ  「そこまで言うなら教えてあげよう。今日は遅いからチョットずつな。」


(さて、どこから教えようか。時間も遅いから少しずつで。たしかこの前プリントで年間計画があったよな。ということは、本来なら計画駆動型プロセスのウォータフォールで十分なんだろうな。でも、WBSがどうのとか、言葉で詰まっちゃうだろうから、アジャイルのスクラムをちょっとだけ年間計画に混ぜてやってみるのが一番いいだろうな。良いとこ取りで。)


パパ  「まず、パパの仕事のやり方は“プロジェクト”と呼ぶんだ。“プロジェクト”は、何かを作る、ツグミの場合は生徒会のイベントの運営かな、それごとに何を生み出すか、いつから初めていつまでに終わるか、誰がなにをするか、イベントに必要なお金が確保できているか、というのではじめてできるんだ。どう、理解できる?」
つぐみ 「モ・チ・ロ・ン!」

(ほんとかな)

パパ  「つぐみの生徒会の場合は、イベントの予定日は決まっているから、その準備と後片付けがいつからいつまで、に当たるね。何かを作る、は、イベントは決まっているから、具体的に何を準備するかだね。誰が何をするか、は生徒会の役員がイベントごとに誰がどうするかだね。」
パパ  「予算については、何か知っているかな。」
つぐみ 「三ティからは教えてもらっていない。」
パパ  「多分、パパと同じだと、お金は、年度の初めに予算が決められているから、どう使うかを決めるだけだと思うなぁ。今はそういうことにしておこう。」


パパ  「一番近くて大きなイベントは何?」
つぐみ 「体育祭だよ。」
パパ  「で、生徒会は何をやるんだい?」
つぐみ 「開会式と閉会式の宣言だけ。」
パパ  「なんだい?ずいぶん楽ちんだな。」
つぐみ 「だって、体育委員が4月から準備しているもん。生徒会は9月に決まるんだもん。」
パパ  「そこが変わっているよなぁ。パパが役員のときは、他の役員と同じように4月に決めたからな。」
つぐみ 「時代が違うんだよ、平成だよ。2000年代だよ。
パパ  「うるさいなぁ、歳は仕方がないだろー。」
(遅くなっちゃうから、そろそろ話を戻して)
パパ  「それじゃあ、その体育祭の宣言が初めてのイベントのゴールだな。誰かが、それを言うと。日にちはもう決まっているし。宣言ならお金もかからない。準備は、宣言文を作るだけだな。」
つぐみ 「ナニナニ?もう一回!」
パパ  「だから…、(もう一度繰り返すか)」
つぐみ 「で、どうしたらいいの?」
パパ  「今話したことを紙に書き出して、いつまでに誰が何をすれば良いのか書いてみてごらん。明日の夜、見てあげるから。」
つぐみ 「ほほーい。じゃお休み~」



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